ベンダー承認型CADモデルの重要性

Ryan Smoot/著

ベンダー承認型CADモデルの重要性

機械/電気システムを設計する際、エンジニアは多くの場合、他のベンダーのコンポーネントに頼って設計を完成させます。それがPCBAに必要な電気部品であろうと、構造上または固定するために要件に必要な機械部品であろうと、外部から入手する部品はプロジェクトを完成させるために不可欠です。エンジニアは、コンポーネント機能の詳細データシートだけでなく、レイアウト、回路図、機械設計のCADモデルにも大きく依存しています。それでは、エンジニアがプロジェクトに必要なCADファイルを入手するにはどうすればいいのでしょうか?

CADモデルの歴史

CADソフトウェアが今日ほど一般的になる前、エンジニアたちはしばしば、ベンダーの設計図をレビューして、独自のCADモデルを生成するタスクを任されていました。これはエンジニアがコンポーネントのことを示す方法でしたが、この方法では図面上の寸法的な詳細レベルしか表現できず、さまざまな仮定をしなければならいことが多々ありました。このアプローチでのさらに深刻な制限事項は時間です。設計のサイクルが短くなるにつれ、エンジニアたちにはより迅速に設計を完了させなければならないというプレッシャーがかけられています。このようなコンポーネントのCADモデルをつくるのに多くの時間を費やすことは、効率的というにはほど遠いものです。

CADニーズに対処するもうひとつの一般的なアプローチは、このような要求を第三者に委託してCADファイルを生成してもらうことです。これでエンジニアの時間は節約することができますが、一般的に、メーカーから直接提供されるCADファイルとしての詳細や精度は劣ってしまいます。この結果、定期的に3Dモデルの基本的なブロックだけが提供されることになります。この3Dモデルではそのパーツ寸法の極端値は正確に描写しますが、マーケティングデータやそのシステムの実際のレンダリングを作成する必要がある場合には、そのパーツを完全に描写しません。つまり、エンジニアは依然CADモデルに多くの労力を加えなければならないということになり、出来あがったモデルの品質によっては、最初から作り直さなければならないということも少なくはありません。こうなると設計を完了させるには、エンジニアが自分でモデルを作成しなおして完了させなければならないという事態に陥ります。

詳細な3Dモデルレンダリングと比較した基本的な3Dモデルレンダリング
基本的な3Dモデルとリアルなレンダリングの3Dモデル

3Dモデルに必要な詳細が欠けている場合と同様に、記号やフットプリントに関する品質も足りません。多くの場合、選択する記号は単に一般的な描写に過ぎず、業界で認められているレイアウトや設計基準を満たしていません。現在、オンラインで利用可能なPCB CADモデルライブラリがいくつかありますが、eCADモデルはオンデマンドで作成されることが多く、精度を保証するためのメーカーによるレビューが不足しています。

CUI DevicesのCADモデルに対するコミットメント

CADモデル設計における望ましい方法とは、エンジニアが自分たちのベンダーや電子設計ライブラリから直接、その設計に対してベンダーが承認したCADファイルを取得することです。ただし、これは常にベンダ側から提供されているとは限りません。そうなるとエンジニアは自分で独自のモデルを生成するか、使用できるCADファイルがオンライン上で入手できることを祈るしかありません。CUI Devicesは、エンジニアのためのCADニーズ、そして正確なファイルに容易にアクセスできなければ独自のファイルを生成しなければならないという問題について認識しています。このことはCUI Devicesの優先課題となっており、3Dモデルだけでなく、PCBフットプリントや実際の製品を正確かつ審美的に表現する記号を作成し、お客様が精度を気にすることなくファイルをシステムに簡単に挿入できるように取り組んでいます。

また当社はSnapEDAと提携し、さまざまな10フォーマットで利用可能な高品質のPCBフットプリントと記号の作成に専念するコンポーネントエンジニアのチームを擁しています。SnapEDAが作成するすべてのCADモデルは、電気電子技術者協会(Institute of Electrical and Electronics Engineers) IEEE-315 とIPC-7351B規格に準拠しています。はんだ接合部の適切な製造を保証するために、ランドパターンとパーツ寸法を最適化するために使用されるランドパターン形状IEEE-315を定義する一方、図式記号IPC-7351Bは図面上でエンジニアが容易に認識できるようになっています。

また、SnapEDAは、CUI Devicesが提供する独自のガイドラインに従っており、当社CADモデルが高品質かつ、お客様のニーズを満たすことを保証します。当社では3DモデルとPCBフットプリントを重視しており、明確かつ正確なファイルを提供するための品質チェックを実施しています。これらのファイルの重要性に注目することで、エンジニアの皆さんは自分たちが受け取る図面が正確かつエンジニアによって既に検証済みであると安心でき、より迅速に設計を完了させることができるようになります。当社の3DモデルとPCBフットプリントの完全なライブラリにより、このプロセスを合理化し、貴重な時間とリソースを節約できます。

その他のリソース


この記事またはトピックに関するコメントを今後当社が取り上げるべきだと思いますか?
cuiinsights@cuidevices.comにメールでご連絡ください。

すべきこと:タグ & カテゴリー
Ryan Smoot

Ryan Smoot

技術サポートエンジニア

CUI Devices製品に関する幅広い知識を持つRyan Smootは、多岐にわたる分野の技術サポートとアプリケーションサポートを提供しています。彼が管理するCUI Devicesの堅牢なCADモデルライブラリは、エンジニアにとって製品設計の合理化に役立つ極めて有益なリソースを提供しています。Ryanは、プライベートな時間ではランニングや、アウトドア、妻や生まれたばかりの子供と一緒に過ごす時間を楽しんでいます。

 
Powered by Translations.com GlobalLink OneLink SoftwarePowered By OneLink